
番組取材は3月24日に島大医学部皮膚科の千貫先生からの電話で、「クローズアップ現代の取材を受けて、大人(年寄?)になってから突然に小麦を食べた後に運動などによってアナフラキシーショックが起きて、蕁麻疹になったり、失神されたことを話していただけませんか?」と優しく依頼されまして、役に立つことがあれば良いですよとお答えしました。
その日にNHKのディレクターさんからの電話で、「発症したときの状況などを話してもらって、奥さんには失神したときの状況や料理を作っているところも撮らせてください」と頼まれたよ、と家内に話すと「恥ずかしいから、やーだ」とアッサリ断られ、どうにか後姿だけを映してもらうことにして、その後は家じゅうの掃除に専念しました。
取材は3月31日に事前打ち合わせなど全くしないで、約3時間にわたって「発症したときの様子」や「皆さんに伝えたいこと」などを聞かれる度に思い出しながら話しましたが、「同じことを何度も話しても大丈夫かな?」と取材中はとても不安になりなした。
放送日の4月26日には番組の初めに私の顔が出てビックリし、「これだけかな?」と不安になりましたが、最後にも映って安心しほっとしていると電話や携帯電話が鳴りっぱなしになり、5歳と2歳の孫娘からは「ばあちゃん、爺ちゃんテレビに出ていたよ」と嬉しそうに話してくれ、約40年間音信のなかった友人夫妻からは「大豆や桃のアレルギーになっていて観ていたら土江さん(旧姓)が出ていたので、ビックリして電話番号を探したよ」と懐かしい話に花が咲きました。
番組制作のディレクターさんのおかげで、仲が良いような老夫婦に制作していただき古希のとても良いプレゼントになりました。放送後に千貫先生から「德島さんも奥さんの百点満点でしたよ!今回は取材に対応してくださり、本当にありがとうございました!」との連絡をいただき一安心しました。大人になってから食物アレルギーを発症された方が、一日も早く専門のお医者さんに診ていただければ幸いです。