『届け熱い想い!』社長の手記

Vol.8 2020年 春 -脅威に打ち勝て平高野球部- 2020年3月
2020/03/12

東日本大震災から9年目となる令和2年3月11日午後5時40分頃、車のラジオから「今入ったニュースです。第92回センバツ高校野球大会は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、中止されることとなりました」

落ち着いた口調で初見の原稿を読むアナウンサーの声が聞こえてきました。

母校平田高校初めての甲子園!

もし出場が決まったら“平田の街は毎晩飲めや歌えの大騒ぎになる”という私の予想はちょっと外れましたが、野球部関係者や我々平高OBは大いに盛り上がっていました。

「野球部OBの寄付金は最低3万円らしいで」

「いやいや5万円でしょ」

なにぶん初めての事で、誰かの一言に皆が右往左往。

 

これに便乗し私は先月、昭和55年卒業平高野球部OBを中心とした平高同窓会を企画し、平田の街で懐かしい仲間達と楽しいひと時を過ごしました。

また、これまで仕事等でお付き合いしていた方が実は平高出身だった事を、「平高甲子園」というキーワードを通じて知ることができました。今後、より深いお付き合いができることに感謝しています。

 

センバツ中止、大変残念です。

先月の同窓会に集まってくれた同級生の中に、現役平高野球部員の父親がいました。同窓会の席で彼は「自分の子が甲子園に行けるなんて」と謙遜しながらも、大変嬉しそうでした。選手はもちろん、親族、学校関係者、甲子園出場に向けて尽力されていた方々の落胆を想うと心が痛みます。

東日本大震災で多くの野球部員が被災し、平高と同じ21世紀枠で46年ぶりに出場するはずだった福島県立磐城高校野球部の木村監督の「この日(3月11日)か、というのが正直な気持ち。生きる上で力に変えていかないと」というコメントも、強く胸に刺さりました。

 

人々の平穏な生活を脅かし、戦争や災害に匹敵する新たな脅威として出現してきたウイルス。人類はこの新たな脅威に立ち向かい、時間はかかると思いますが、いずれ撃退するでしょう。今はそれに向け、日本と全世界の人々が一致団結し、我慢する時だと思います。

 

今年の平高野球部は、平高OBである植田監督采配により、一瞬たりとも目が離せない奇想天外な試合を見せてくれます。正に“柔よく剛を制す”大相撲で言うと今人気の炎鵬の相撲のような野球です。

今我々OBにできることは、この平高野球の凄さを一人でも多くの方にPRし、「球場で多くの方と共に全力で応援すること!」です。平高野球部と共に歩む夏までのあっという間の時間、忙しくなりそうです。

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